いちやなぎ

**いちやなぎ**は大阪北摂出身のシンガーソングライターで、アコースティックギターを中心とした弾き語りスタイルが特徴的です。東京・高円寺や世田谷線沿いを活動拠点とし、2019年時点で25歳だったことがインタビューで言及されています。彼の音楽には日常的な情景を描いた歌詞とファルセットを駆使した独自の歌唱が融合し、ミニマルな編成でありながら祈りのような荘厳さを感じさせる作風が評価されています。最新曲「Yakan Hikou」を含む作品群では、ポップとアジアン・ポップの要素を織り交ぜたサウンドがViberateで注目されており、ANTENNAなどの媒体に寄稿するなどマルチな活動を展開しています。

**いちやなぎ**のライブはアコースティックギターの弾き語りを基調とし、ブレスの緊張感や声色の変化を際立たせたパフォーマンスが特徴。2019年のインタビューでは「歌うのがめっちゃ気持ちいい」と語り、変態的と自嘲するほど没頭するステージ姿勢が窺えます。2021年発表のアルバム「album」や「森の怪獣 / ラッタウル」「窓を開ければ」など近年のリリースは、日常の断片を詩的に昇華する作詞センスと柔らかなメロディーメイクが際立っています。